○神山町立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則

令和2年12月11日

教委規則第2号

(趣旨)

第1条 この規則は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第47条の5に規定する学校運営協議会(以下「協議会」という。)に関し必要な事項を定めるものとする。

(協議会の目的)

第2条 協議会は、学校運営に関して神山町教育委員会(以下「教育委員会」という。)及び校長の権限と責任の下、保護者及び地域住民の学校運営への参画の促進や連携強化を進めることにより、学校及び保護者、地域住民等と信頼関係を深め、一体となって学校運営の改善や児童生徒の健全育成に取り組むものとする。

(指定)

第3条 教育委員会は、前条の趣旨が達成できると認める場合には、協議会を置く学校を指定することができる。

(学校運営の基本的な方針)

第4条 前条の指定を受けた学校(以下「指定学校」という。)の校長は、次に掲げる事項について、毎年度基本的な方針を作成し、協議会の承認を得るものとする。

(1) 学校教育基本計画に関すること。

(2) 学習指導及び生徒指導に関すること。

(3) 地域住民の協力や参画に関すること。

(4) その他校長が必要と認める件に関すること。

2 指定学校の校長は、前項の規定により承認を得た基本的な方針に従って学校運営を行うものとする。

(意見の申出)

第5条 協議会は、当該指定学校の運営全般について、教育委員会又は校長に対して、意見を述べることができる。

(委員)

第6条 協議会の委員(以下「委員」という。)は、7人以内とし、次に掲げる者のうちから教育委員会が委嘱し、又は任命する。

(1) 保護者

(2) 地域住民

(3) 当該指定学校の校長

(4) 当該指定学校の教職員

(5) 学識経験者

(6) 関係行政機関の職員

(7) その他教育委員会が適当と認める者

2 教育委員会は、指定学校の校長から申出があったときは、委員の委嘱又は任命について、意見を聴取するものとする。

3 委員の辞職等により欠員が生じた場合には、教育委員会は、速やかに新たな委員を委嘱し、又は任命するものとする。

4 委員は、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第3条第3項に規定する非常勤特別職の地方公務員の身分を有する。

(守秘義務等)

第7条 委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、同様とする。

2 前項に定めるもののほか、委員は、次に掲げる行為をしてはならない。

(1) 委員たるにふさわしくない非行を行うこと。

(2) 委員としての地位を営利行為、政治活動、宗教活動等に不当に利用すること。

(3) その他協議会及び指定学校の運営に著しく支障を来す言動を行うこと。

(任期)

第8条 委員の任期は、1年とし、再任を妨げない。

2 第6条第3項の規定により新たに委嘱し、又は任命された委員の任期は、前任者の残任期間とする。

3 前2項の規定にかかわらず、指定学校の指定の期間が満了したとき又はその指定が取り消されたときは、委員は、その身分を失う。

(会長及び副会長)

第9条 協議会に会長及び副会長を置く。

2 会長は校長が指名し、副会長は会長が指名する。

3 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき又は会長が欠けたときは、その職務を行うものとする。

(会議)

第10条 会長は、校長と協議の上、協議会の会議(以下「会議」という。)を招集し、議事をつかさどる。

2 会議は、委員の半数以上が出席しなければ、開くことができない。

3 議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

4 議決事項について利害を有する委員は、当該議決事項に関して議決権を有しない。

5 会長は、会議録を調製し、保管しなければならない。

(情報発信)

第11条 協議会は、会議の結果等の情報を積極的に発信するよう務める。

(研修)

第12条 指定学校の校長は、委員に対して、協議会及び委員の役割及び責任等について、正しい理解を得るため必要な研修等を行うものとする。

(指導及び助言等)

第13条 教育委員会は、協議会の運営状況について的確な把握を行い、必要に応じて協議会に対して指導及び助言を行うものとする。

2 教育委員会及び当該指定学校の校長は、協議会が適切な合意形成を行えるよう、必要な情報提供に努めなければならない。

(指定の取消し)

第14条 教育委員会は、前条第1項の規定による指導及び助言にもかかわらず、次の各号のいずれかに該当する事由が発生した場合は、学校の指定を取り消さなければならない。

(1) 協議会としての活動の実態がないと認められる場合

(2) 協議会としての合意形成が行えないと認められる場合

(3) その他学校の運営に著しい支障が生じ、又は生ずるおそれがあると認められる場合

2 指定の取消しに当たっては、教育委員会は、事前に校長と連携して、協議会に対し、必要な指導及び助言を行い、運営改善に努めなければならない。

3 教育委員会は、学校の指定を取り消す場合には、取消事由を明示した書面を交付しなければならない。

(委員の解任)

第15条 教育委員会は、本人から辞任の申出があったときのほか、次の各号のいずれかに該当すると認められるときは、委員を解任することができる。

(1) 第7条の義務に違反したとき。

(2) 委員が心身の故障のため職務を遂行することができないとき。

(3) その他解任に相当する事由が認められるとき。

2 指定学校の校長は、委員が前項各号のいずれかに該当すると認められるときには、直ちに教育委員会に報告しなければならない。

3 教育委員会は、委員を解任する場合には、その理由を示さなければならない。

(運営に関する評価)

第16条 協議会は、学校の運営状況等について毎年度1回以上の評価を行うものとする。

(運営)

第17条 協議会は、法令及び教育委員会が定める規則並びにその設置目的に反しない範囲において、運営に必要な事項を定めることができる。

(補則)

第18条 この規則に定めるもののほか、協議会の運営に関し必要な事項は、教育長が別に定める。

この規則は、令和3年3月1日から施行する。

神山町立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則

令和2年12月11日 教育委員会規則第2号

(令和3年3月1日施行)